中国の
AEEという会社の
超小型デジタルビデオカメラMD-91を紹介する。
YouTubeでMD-91を引くといくつか、このMD-91で撮影した画像ががアップされている。実際に撮影してみたが、逆光で白飛びするが、想像していたほど画質は悪くなかった。自動車のバックミラーに取り付けて、一般道、高速道路を走ったみたが、視野角がやや狭い感じがする。録音のボリュームはなく、感度はやや高めの設定で、助手席との小声の会話でも十分に拾う。
試し撮り 生データ AVI 640x480 14秒(12.5MB)
雪の日の運転 MovieMakerにて編集 WMV 640x480 2分50秒(17.6 MB)
ともかく順番に紹介していこう。まず、Unboxingから。
 | すっぽりと手のひらに収まる超小型デジタルビデオカメラMD-91 |
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 | 本体、充電用ACアダプタ、PC接続用USBケーブル、取扱説明書、ドライバCD |
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 | 付属のアタッチメント類(ブラケット、クリップ、ベルト、ジャケット、ストラップなど) |
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 | microSDメモリカードの挿入口と、音声トリガースイッチ |
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 | 電源スイッチ、ビデオ撮影ボタン、静止画撮影ボタン |
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 | USB端子、充電と画像転送に使う。 |
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 | 中央にあるストラップ穴、左右にはLEDインジケータ |
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 | 同梱のジャケットをかぶせた状態 |
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 | ヘルメットなどに取り付けるのに使えそうなアタッチメント |
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 | マジックテープ付きのベルト。腕に巻いてちょうどいい長さ |
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 | 今回は2GBのmicroSDカードを使ったが、仕様では最大で16GBまで可能なようだ |
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メーカのホームページよりスペックを転記する。この製品の特徴は、音声をトリガーとして録画を開始するモードがあることだ。65dB以上で録画を開始し、65dB以下の状態が2分以上続くと録画を停止する。
| 画素数 | 200万画素CMOS |
| 視野 | 80° |
| 最低照度 | 1Lux |
| バッテリ容量 | 260mAh |
| 連続使用時間 | 約2.5時間 |
| 最大待ち時間(音声トリガー) | 250時間 |
| 最大消費電流 | 最大120mA/3.7V |
| 保管温度 | -10℃-70℃ |
| 動作時温度 | -10℃-60℃ |
| 動作時湿度 | 15%-81%RH |
| メモリー仕様 | Micro SD Card (TF) |
| メモリー容量 | 最大16GB |
| ビデオフォーマット | Motion JPEG |
| AVI形式録画 | VGA (640x480@30フレーム/秒) |
| USB仕様 | USB 1.1/ 2.0 |
| 対応OS | 2000/XP/Vista 32 |
| 保存時間 | 1GB/30分 |
| 充電時間 | 約2時間 |
| 重量 | 約50g |
| 外形寸法 | 約50x29x20mm |
付属のCDにあるソフトをインストールした。この製品のパソコン側ソフトは、ビデオデバイスクラスのデバイスドライバー、Windowsの
DirectShow用の
オープンソースのビデオコーデックFFDSHOW、それに3つのアプリを添付したものだ。このアプリも
DirectShowのサンプルプログラムをアレンジしたものであり、オープンソースのビデオコーデックを使っている事も併せて、ともかく
ソフト開発費を押さえているというか、おまけ的な印象が強い。そもそも、Webカメラとして使わないなら、このCDのソフトをインストール必要はないはずだ。(※時刻設定は必要かもしれない)
 | インストールCDを起動したところ |
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 | インストールCDの中身 |
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 | FFDSHOWのインストールが始まる |
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 | DirectShow用のコンポーネントの選択。素人はこんなの判断が付かないスよ。 |
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 | コーデックの選択。これも素人には難しいのでは、、、 |
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 | スピーカの数、それはわかるでしょう。 |
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 | ともかく、FFDSHOWのインストールが終わる |
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 | デスクトップにできたアプリケーション用アイコン |
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 | 追加されたメニュー |
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 | デジカメと同じ感覚で取り扱える |
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メモリを挿した状態でカメラと接続すると、PCはカメラを大容量記憶デバイスとして認識し、FAT構造のファイルシステムとして扱える。必要なデバイスドライバはWindowsにあらかじめ用意されている。
 | SetTimeで時刻を補正する |
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メモリを挿した状態でカメラと接続して大容量記憶デバイスとして認識させ、付属のアプリSetTimeによって、パソコンが持っている時刻でカメラ内のRTC(Real Time Clock)を補正する。
 | DirectShowのフィルタに加えられたFFDSHOWのフィルタ群 |
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FFDSHOWのDirectShow用のフィルタ(VideoForWindowsなど)DirectShowってのは、フィルタ構造になってまして、、、話題が違うので日を改めて、、、
 | DirectShowのVideo Capture Sourceとして認識 |
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DirectShowのVideo Capture Sourceとして認識されている。これならWebカメラとしても使える。
 | AEE MDCap |
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付属のアプリAEE MDCapは、映像をカメラ内のメモリーに保存せず、スルーで画像を転送しPC側でキャプチャ(保存)する使い方。
付属のアプリAEE MDPlayerは、撮影したビデオファイル(AVI)を再生する。Vistaのメディアプレイアで再生するとなぜか画質が汚いが、このアプリはきれいに再生した。
 | AEE MDPlayer (On Windows Vista) |
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 | Media Player 11 (On Windows Vista) |
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デバイスドライバについて少し調べてみた。結果をまとめると次のように、プラグアンドプレイになっていて、本体の電源スイッチと音声トリガースイッチの状態によって、起動されるデバイスドライバが違うことがわかった。また、本体内の回路への給電は常に内臓バッテリーからであり、USBからの給電は常にバッテリの充電に使われているようだ。
| 電源スイッチ | 音声トリガースイッチ | デバイスドライバ |
|---|
| OFF | OFF | なし |
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| OFF | ON | なし |
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| ON | OFF | USB 大容量記憶装置 Microsoft |
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| ON | ON | イメージングデバイス Standerd Camera Syntec Ltd. 1.68.88.99 |
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USBのデバイス記述子は、いずれも場合もVID=05E1,PID=0B01だった。ベンダを調べると、台湾の映像用のセンサーやコントローラを作っているメーカ
Syntek Semiconductor Co., Ltdであることがわかった。


ここまでの調査で、どうやら、
Syntek Semiconductor の石が入っているようだ。この後「殻割り」して、できたら使っている石やファームウェアまで探ってみたい。
では、早速「殻割り」から。シールでねじ穴を隠していることがよくあるので、まずQC Passedシールを剥がしてみるものの何もなし。単純に、USB端子付近にある4箇所のねじを精密ドライバではずして簡単に開いた。
まず、目に飛び込んでくるのはリチウムイオンバッテリ。緩衝用のスポンジでサンドイッチされている。
バッテリには、MLP 602035 3.7V 350mAhとある。基板面を占めるのは、hynyxのHY57V641620FTP-7、64Mビット(8Mバイト)のSDRAM(1M x 4Bank x16)だ。
基盤上にあるプラスねじ1箇所をはずすと、基板がケースからはずれる。ストラップ穴の真下辺りにマイクがある。基板は2枚あり、2箇所ハンダで直に接続している。

基板面には、カメラモジュールと12箇所のテストポイントがあって、次のようにシルク印刷してある。
| テストポイント名称 | 推測 |
|---|
| BAT+ | バッテリ+側電圧 |
| USB5V | USB給電電圧 5V |
| VDD2V8 | VDD 2.8V |
| GND | 接地 |
| MIC+ | マイク+側 |
| E3V3 | 3.3V |
| VOX_RECORD_TR | 音声トリガー信号 |
| A_TH | 音声トリガー閾値? |
| AUDIO_IN | 音声入力信号 |
| E1V8 | 1.8V |
| E3V3D | 3.3V E3V3との違いは? |
| S_P | ? |
2枚の基板をつないでいる2箇所のハンダ付けを切り離す。SDRAMのあるほうの基板には、AEE社のカスタムICだろうか
AEE-008BというICチップとカメラモジュールがある。こちらが主基板のようだ。もう一方の基板には、TIのオペアンプL324らしきチップが乗っていて、バッテリとマイクが接続されている。音声信号処理、電源基板と考えられる。

このAEE-008Bなる正体不明のチップ、AEEがSyntek Semiconductorに作らせた物なのだろうか?マイコンだとは思うが、情報が見つからないので、ここでいったん中止する。どなたかご存知の方がいたらご一報願いたい。
(投稿者:管理人)